10 補遺の連鎖とハイパ ーテキスト ハイパーメディア・ライプラリーとライティング いいだ つとむ
世界の戯れ
- 脱構築における試みとはテキストが「世界の戯れ」のなかで生成さていると認識しそのメカニズムを暴くことである。
- ライティングは「世界の戯れ」のなかでの作業である。
- ハイパーテキストは「世界の戯れ」を電子化する試みである。
- 補遺の連鎖
- 脱構築は新しいライティングの可能性を探る試みだ。
- 脱構築の哲学は安定した形式の中に安住する思考を解体してみせる
- 補遺は現前の欠如があるためにつけ加える。
- コンピュータ・メディアはシークエンシャルではないテキストを生成するライティングを可能にする
- ノレッジ・ベースと してのハイパーテキスト
- ハイパーテキストとは何か
- データにいっさいの構造を与えていないシステムだ
- なぜハイパーテキストが必要なのか
- それは物事やアイデアの本当の構造を現前させるためだ
- 知識体系を問いかけるとは自分で体系を構築することだ
- 自分で体系を作るためには充実した知識が必要となる
- ハイパーテキストは
- 様々な知識が複雑な形で連鎖したノレッジ・ベース
- 知識体系をもデータとして収納しているシステム
- ライティング・エンジ としてのハイパーテキスト
- ライティングあるいはテキストの作成は
- ハイパーテキストとして存在している知識の加工だ
- ライティングのプロセスは
- ポイントの設定とライティングを組み立てて構造を与えるアーチがある
- ポイント同士が滑らかにかつ論理的に結合できるかどうか
- 特定のポイントがあるアーチにうまく連結できるか
- ライティングにおける問題は
- ライティングの構造(アーチ)として選択したものと論じた事柄(ポイント)
- がうまく調和しないことにある
- 無数のポイント(知識)とアーチ(知識体系)の集積だ
- ハイパーテキストを使ってライティングを行う作業は
- 三次元空間を紙という二次空間に写像することだ
- ザナドゥ:作家のための快楽の館
- ザナドゥ
- 快楽の館
- ドリームマシーン
- 我々の思考を認識可能なものとして現前させてくれる
- 音声中心主義の呪縛を逃れたライティングが可能になるかもしれない
- 思考のエンジンの具体的な姿
- ハイパーテキスト
- 永遠の補遺の連鎖の中にある
- 平面的な現前を拒否したテキスト群
- 夢の舞台とライティングの舞台が一致した
- 人間の思考のメカニズムを促進する